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夢から目標へ、そして実現へ!日本最長距離公道ロードレース

LinkTOHOKUを離れ、2023年現在はEV関連企業でCTOを務めております。

「ツールドおきなわ210kmを超える日本最長距離の公道ロードレース」がまもなく実現する段階となり、大義名分と言いますか、ここに至るまでの経緯をぜひ皆さんに共有したいと思い投稿させていただきました。

東日本大震災、東京電力福島第一原発事故によって生活は一変。生まれ育った福島県は死の灰が降り、人が住めない地域と言われ2011年、外国はもちろん日本国内からも避けられた「土地」に。福島ナンバーの車というだけでいたずらをされ、避難先でもいじめに遭う避難生活を送る中で、体も、そして心も沈んでいくばかりでした。

何か、生まれ育った土地のために何かできないか、こんな時でもスポーツを愛する元気な方々なら福島にきてくれるのでは?と考え趣味として楽しんでいた自転車・マラソンなどのスポーツ大会を当時勤務していたテレビ局のイベントとして企画しました。

当時、復興のシンボル的な存在だった「フラガール」いわき市スパリゾートハワイアンズの周辺で自転車レースを開催できないかを模索。計画を進めていきますが、計画自体も甘いこともあり、人の命を預かるイベントは会社の決定事項として実施できないと最終判断が下されます。

私の覚悟はその時に決まりました。今はまだスタートすら出来ていないが

いつか、福島県全域を舞台に最終目標として、ツールドおきなわ以上の距離となる「福島第一原発事故周辺を通る大規模公道ロードレース」を開催して、NHKワールドニュースにその様子を流し

福島が確実に前に進んでいることを紙面・映像を通して世界中に知ってもらいたい。

2023年、その夢が現実的な形が見えるところまで辿り着きました。

多数の失敗を繰り返しつつも、自転車と同じで、自分の意思で前に進むことを止めなければ必ず前に進みます。

昨日より今日、今日より明日
一歩ずつ、一歩ずつ確実に前へ

応援いただく経済産業省をはじめとする省庁の皆様、関わっていただく自治体の皆様
そしてその実務を担っていただく福島民報社の皆様に心より感謝します。

福島復興サイクルロードレースシリーズとして、後ほど全容の説明がありますが

(主要変更点)

(1)シリーズ・大会の名称
福島県内を巡る公道ロードレースシリーズ戦の名称をツールドふくしまと定めていましたが

シリーズの総称は福島復興サイクルロードレースシリーズ

ツールドおきなわを超える200km超えの国内最長距離ロードレース大会名が「ツールドふくしま」へ変更

(2)事務局を統一
2023以前は、各開催地にて実施していましたが、事務局は新聞社「福島民報社」「一般社団法人みんぽう・文化スポーツコミッション」が事業として統一。ツールドフランスのはじまりと同様に新聞社が事務局です。

(3)競技主管は福島県自転車競技連盟
岩城光英会長(元法務大臣、JTUトライアスロン連合会長)鹿又理事長、JCF副会長小野口様からもご支援いただいています。
我々も継続して携わりますが、JCF公認大会やUCIレースも視野にオール福島体制でお届けします。

みんぽう・文化スポーツコミッションからの公式発表を楽しみにお待ちください!

投稿者:鵜沼 誠

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