遠隔地のタイム計測 / 東京小笠原村マラソン大会

東京から南に約1000kmの太平洋上に浮かぶ小笠原諸島の父島。世界自然遺産に登録された大パノラマの自然。


昨年、東京小笠原村さんから連絡をいただきました。今までストップウォッチで村民マラソン大会の順位を定めていたが、間違いが発生したり参加者を待たせてしまうのでタイム計測機材の導入を考えています。

実は大手業者に業務委託を相談したが、断られてしまって困っているところ弊社WEBサイトを見つけ連絡したとのこと。話を聞くとなぜ断られてしまったのか理由を聞いて納得でした。

小笠原村の移動手段は、飛行機が飛んでおらず、おがさわら丸というフェリーで、行き 24時間(船内1泊)→村内に滞在3泊→帰り 24時間(船内1泊) 最短で5泊6日の工程が必要となり、小笠原村さんの大会は1月後半から2月とマラソン大会のトップシーズンのため、タイム計測担当社員が1週間拘束されてしまうと、会社としてはマイナスになってしまうため受けられないのです。

小笠原村さんは業者側の事情もふまえつつ、村民にマラソン大会の結果をスムーズに提供したいと考え、弊社で国内販売代理店を務める Raceresult 製品を採用。自分たちでオペレートできるように教育して欲しいというオーダーをいただきました。弊社取扱製品は遠隔でリモート操作ができるため、万が一のバックアップサポートもあることもポイントだったとのこと。

郡山から新幹線で東京へ、竹芝桟橋からおがさわら丸に乗船。ここから24時間の船旅がはじまります。

自社で自転車チームを構えてレース活動をしていた時の中心メンバーの一人が、船関係の仕事をしていたため何か気をつけることはないかと相談したところ、必ずこの薬を飲んでくださいと教えてもらったのが アネロンニスキャップ。冬は海が荒れるので船酔いに備えてください(飲んでおけば大丈夫。アネロンを飲んでも駄目なら諦めてください)当日船は大揺れで、薬を飲んでいなかったら99%吐いていました。おすすめです。

小笠原諸島の海は、まさに「楽園」と呼ぶにふさわしい美しさ。エメラルドグリーンとディープブルーが織りなすグラデーションは、訪れる人々を魅了します。ダイビングやシュノーケリングでは、色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚が泳ぐ幻想的な世界を堪能でき、時にはウミガメやクジラとの出会いも楽しめるとのこと。弊社は沖縄に事業所がありますが、沖縄の海の色と異なる美しさ「ボニンブルー」というそうです。

小笠原村について教育委員会の皆様に、電波基礎、システム構成、タイム計測の概要を座学で教えた後に、実際に大会が行われる公園で実地研修をしました。従来の機材はアンプユニット多段積み+八木アンテナなど、経験の浅い方ではとても扱えないシステム構成ですが、弊社取扱計測機材 Ubidium は赤い箱だけで完結するシンプルさ。

本番と同じように走ってもらい、計測ラインを通過してデータがあがることを確認いただきました。夕飯前にウェザーステーションという場所へ。条件が合えばホイールウオッチングができる観光ポイント。運が良いことにクジラを見ることが出来ました。

そして本番、2025年の大会は小笠原村教育委員会の方だけでタイム計測を行うことが出来ました。

大会結果URL https://my.raceresult.com/322933/

個人名をクリックすると

完走証もPC・スマホから閲覧することが出来ます。村民の皆様にゴール後すぐ順位を確認いただけて良かったと役場職員の方からご連絡いただきました。

小笠原村教育委員会の皆様にお見送りしていただきました。ドラマのワンシーンのようです。

心温まる瞬間です。小笠原村のリピーターが多い理由がわかりました。

オフロードパークの管理人が釣り好きのため、今度2人でプライベートで遊びに行こうと心に誓った小笠原村滞在でした。

同じように、少し遠い場所にあって、専門業者を呼ぶにはコストも含めて大変という自治体さん、企業さんがいらっしゃいましたら、弊社は業務委託だけでなく、機材の導入も可能ですのでご相談いただければと思います。

お問い合わせ
電話 050-7116-0133
お問い合わせフォーム https://link-tohoku.co.jp/contact/

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