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市民ロードレース連合の構想(普及のため主催者バックアップ体制の確立)

国内トップカテゴリを管理する法人 JBCFから、プロ化断念のリリース
https://jbcfroad.jp/news/207

そして、BSのロード選手であった地元福島、窪木一茂選手も競輪選手になるため在学中ですが、リオオリンピック(ロード)の内間康平選手が TEAM UKYOをやめて 競輪選手になるとのニュース
https://cyclist.sanspo.com/537060

経営基盤が元からしっかりしていなかったロードレース業界、プロ化は実質的に無理だとダメ押しされたようなものです。

2019年プロ化を目指すとリリースした直後の修善寺 このレースは「プロ化」を感じさせるものでしたが資金的な問題だったのかはわかりませんがたった1回で終わってしまいました。そして、2020は公道が激減し、群馬、群馬、群馬・・・わくわくする要素がかなり少なくなったと言わざるをえません。

プロ化が難しいならば、下手にプロごっこをするのではなく「完全な市民レース」として展開していくことが今最も大切なことなのでは?と思います。

そういった中で、AJOCC(一般社団法人日本シクロクロス競技主催者協会)のような組織

URL https://www.cyclocross.jp/

ルールを定め、各種データも統一管理しているスマートな活用例です。

各地でJBCF以外の市民レースは行われていますが、横の連携ははかれておらず

(1)主催者はプロではなく(プロ=その業態だけで食べている人たちと定義します)本業を持ちながら熱意だけでやっている方がほとんど。道路占有の許可を取るのは、平日のみでして、そのために仕事を休んだり事前準備に有給を使って対応している状況。

(2)参加者のスキルやレースランクがそろっていない。
基礎知識も足りない。もちろん経験も足りない。そんな中でレースをすれば転ぶしかありません(転んで覚えろという考えもありますが、昔と違いおおらかでない今は危険なスポーツとマイナスイメージ)

(3)運営体制・資金も脆弱
(1)の通り、だいたいが手弁当でなんとか成り立っている状況でして、特定の人のスキルと主催者の持ち出しなどによってなんとかまわっている状況

(4)スケジュール調整もされていない
たとえば、10月18日(日)は福島でツール・ド・はなわ

URL https://tour-de-fukushima.jp/event/hanawa/
ですが、同日近距離100㎞圏で同じ日に市民レースが開催。あらかじめわかっていれば調整して少ないパイの奪い合いをしなくてもよくなります。

弊社は企業や自治体さんのイベントのサポートをする専業です。

下図は、コロナで中止になってしまった(浄土平=磐梯吾妻スカイラインでのヒルクライムの役割メニューです)
クリックすると全般の内容を見ることができますので、ぜひクリックしてみてください。そして自転車大会を行うには最低限これくらいの項目を定めて実施しないといけないので、大多数の皆さんがやろうと思ってもあきらめてしまうのです(苦笑)

見ていただくとわかるのですが、実は選手に見えないところは「バックヤード共通化」することができるので

それぞれ同じ内容を、それぞれが苦労してやる必要もなくなるのです

例えば
エントリー(選手名簿のまとめ・集金)
ゼッケン・安全ピン・保険の手配
カラーコーン・バーなどコース整備用品
音響その他ステージ
審判業務、タイム計測、賞状制作
参加賞の手配
車両・無線などの共有

など、ある程度ひとつにまとめることができます。

話は本題に入りまして「市民レースの現在の主催者で集まって、AJOCCのように一緒にまとめていきませんか?というお話です」

もちろん今お付き合いの会社などもあると思いますので、最初から全部まとめませんか?ではなく3年の間に共通化しませんか?
そして、これから主催をはじめたいと思っている方のサポートができる組織になりませんか?

道路の止め方、法廷で戦う弁護士と同じようにかなり特殊な世界で、一般の方がやろうと思っても最初はまず無理です。
やりたい主催者と相談しながら、弊社でノウハウサポートなどもします(なれるまではハードルが高く、警察署等も素人が来られるより専門家が来た方がスムーズと思っています)

レースランク(例えばですが)

1:現P、E1上位レベル
2:残りのE1完走レベル
3:E2群馬完走レベル
4:残りのE2とE3
5:レース初参加から3~5戦

で、ランク5の初参加人は、UCI抜粋のWEBテストで合格(最低限の知識を持つこと)、一本橋、8の字、ブレーキ制動の実技を必ずレース当日か前日に受講することを義務付けるなど、現状のレース参加で無防備になっているところも守ることも補いながら

レースランクは、今行われているレースのコース難易度や参加層に合わせて設定。

経験の浅い人が遠くに遠征しなくてもいいようにインターハイのようにブロック大会で戦い 上位何名は公道の全国大会に出場できるようなイメージ。

問題となるポイントも、無駄なスプリントをしないように上位20名まで それ以下は完走ポイントのみ
1年間20位までのポイント取れなかったが、タイムアウトがなければ降格しないなど無理なく楽しめるようにして。

気軽に、下から上を目指せる。そしてレースランク1でタイム差をつけて勝つようだったら世界にチャレンジする(イメージは弱虫ペダルでの岡選手くらいの力の差で勝つ)など一番身近なところからピラミッドの構築ですね。

そんなことやっていきませんか?

今、福島県内でやっている市民レースも そんな感じではじめています。レースやるから主催者にお金頂戴という今までのスタイルではなく、事務局側が「資金・人員」もサポートして大きな価値を作り「後からお金も得ましょう」という感じで。ちょっとそんなことを考えています。

ツール・ド・ふくしま

https://tour-de-fukushima.jp/

気になった、相談したいと思った方(これからオーガナイザーになりたい方も含めて) お問合せ までお願いいたします。

ウオークライドさんや、JCRCさんは弊社取扱いのシステムお使いいただいているのでまとめやすいかも。その他、競技連盟主催のレースもどうでしょうか。※エンデュ―ロは厳密にいえば競技ではないので(イベント)あくまでロードレース・クリテリウム・ヒルクライムですね。

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